ポートランド滞在記.

米国はポートランドに行ってきました.ここに来る予定はなかったのに来れたのは偶然であり.そこに運命を感じます.
興奮が冷めないうちに,またの訪問を期待して滞在記を記録します.
私の備忘録でもありますので,長文ですいません.


ポートランドは米国のオレゴン州にあります.
私は海外で行きたいところはないのですが,有名なフレームビルダーやショップのあるこの街は別であり,カリスマ 自転車小売店滞在記を熟読し,いつかは行きたい街 No.1でした.
そんなことがあって,購入当時はいく予定もなかったPOPEYEのポートランド特集号を持って行きました.
ポートランドダウンタウンには,空港から路面電車(Trimet)で40分ぐらいでいけます.2.5ドルで2時間乗り放題です.


最初に訪問したのが,The Vanilla Workshop. 自転車始めて3年ほどしたときに,偶然見かけたSpeedVagen.
日本から限定のジャージを購入したりと,あこがれ先行のショップです.


ここには,Trimentとバスを乗り継いで行きました.バスを降りて10分ほどあるくと,突然ショップがでてきます.ショップと工場が隣接しており,どこから入ってよいか分からなかったため,工場にいってしまいました.



中を見ていると,ビルダーの女性が出てこられ,グッズを買いたいんだけどというと,となりのショップにいって担当の方を紹介してくれました.


お店をはいると,右側がオーナーのサッシャさんのプライベートオフィス.左側は,数台の自転車が展示されていました.その奥は比較的広い空間になっており,従業員(販売担当?)の方々の空間です.席はあってないようなもので,周囲には自転車が数台ありますし,ソファーでみなで座っているし,ゆったりした時間が流れています.有名なフィッティング装置もありました.
グッズを置いてあるコーナー(よくある透明衣装ケースに入っています.通常はWeb販売なんで)を自由に見て,とのことだったので,しばらく探してWeb Storeでは販売していないお宝を見つけ大興奮!! もちろん購入です.
そのあと,お店を撮影してもよいかと聞くと,自由にとってよいとのことだったので,記念にビデオカメラでゆっくり撮影しました.
お店のコンセプトもあるかと思いますので,その画像はアップしないでおきます.
裏に行っていいよ,と了解もらったので,そのまま店の中を通って裏庭へ.

これだけでも,ポートランドに来てよかった,と思う瞬間です.
このあといったAthleticのJDにTonicは行ったか?と聞かれて,場所がわからない,というと,Vanillaの隣だよ,と教えてくれました.知っていたら絶対いたのに.再びポートランドに来るための”きっかけ”その1ができました.


別の日に,有名なVelo Cult Bike Shopへ.ここもTrimetで最寄りの駅までいって,そこから徒歩で10分ぐらいのところにあります.


正面から入ろうとしたけども,有名な落書き(アート)を見たくて,そのまま裏へ回ってみます.


そして,裏口から入るといきなりこんな看板が.

これだけで,大興奮です.かっこいい.ここは,自転車販売,自転車修理,アパレル販売,コーヒーショップ,ビールバー,ステージとオーナーが楽しいことをすべてひとつに集めた場所です.そんな空気が十分に感じられます.
1杯5ドルビールを飲んで気持ちを落ち着かせ,ゆっくりと雰囲気を楽しみます.もちろん,お土産も購入.幸せな時間でした.


次に行ったのが,ポートランドで一番有名なAce Hotelです.

ここは何も語る必要ないですね.このソファーに座れただけで,私は大興奮でした.


入り口近くのエレベータ横に自転車が置いてあります.この自転車は,宿泊客には無料でレンタルできるそうです.

次は,絶対ここに泊まる,と決意しました.もしかしたら,それは来年かも...


ビデオ回してあっちこっち興奮して撮影していたら,トイレに行きたくなりドアを回すがあかない? 回し方悪いのかな,と思ったら鍵がかかっているらしく,フロントで鍵を借りました.

無駄に大きいキーホルダー.これでまた興奮です. トイレも撮影したかったんですが,さすがにってことでやめときました.でも,ここもこだわりあります.


ホテルの隣でロビーから直接行ける,これまたポートランドで有名なStumpTown Coffeeでコーヒーを注文し,そこからゆっくりロビーのソファーで座って楽しみます.なんとも言えない贅沢な時間です.


それから,ホテルから北西へ30分ほど歩き,有名靴下ショップ,The Athleticへいきました.


ここのオーナーのJeremy Dunn(JD)は,Raphaアメリカで働いていたこともあり,その辺りのことを教えてくれました.というか,Shopに入った時からずっと説明してくれます.そして,ギャラリー見にいく?と誘ってくれて,お店の鍵を閉めて近くの個人ギャラリーへ.そこには,知り合いのフォトグラファー(デザイナーも)の写真が飾られており,あまりの美しさに驚きです.そして,特別にこれ見る?といって,ギャラリー裏につれていってもらい,そこに私物のロードバイクがありました.

私が撮った写真の構成が良くなくて,今更ながら後悔していますが,これ見て指差されたところにはしっかり”Rapha”とありました.ダブルボトルが基本です.そのこだわりも,しっかり教えてもらいました.この考え方は大切で,しっかり心に残しました.
日本から来た見ず知らずのものにも,しっかり対応してくれます.その対応力はすごいです.こちらの拙い英語でもしっかり聞き取る姿勢をもち,質問にゆっくり丁寧に時間をかけて答えてくれます.こういった姿勢そのものが彼の人生を表現しており,そこに尊敬があります.
興奮して暑くなってきたのでパーカーのジャンバーを開けたら,彼がびっくり.なぜ?ときくと,このTシャツは俺がRaphaにいた2013年に作ったんだよっと.こんな偶然に遭遇したら,人間の興奮はトップに入ります.喋りが止まりませんでした.



そんな大興奮な時間をすごし,バスにのってまたダウンタウンへ戻ります.次は,Ace Hotelのすぐ近くのPolerのフラグシップ店へ.


アウトドアグッズのオリジナルグッズを販売しており,私もここのマグカップを職場で愛用しています.
新しいデザインへの移行期間だそうで,楽しそうなぐっずがいっぱりありました.


こんなおしゃれな寝袋を着てあるくなんて.値段は120ドルほどですので,それほど高いようにも感じません.
カバンは80ドルぐらいのものが多く,比較的リーズナブルです.しかも,どれもおしゃれでかっこいい.ただ,散財してしまったため,後ろ髪引かれながら,お店をあとにしました.
そして帰国してから,購入すべきだったと後悔...”きっかけ”その2ができました.

ダウンタウンを散歩し,そのままホテルへ向かって歩いて行きました.


ポートランドは中央に大きなかわが流れており,そこにいくつも大きな橋がかかっています.この橋よりも大きな船がくるときは,この橋が上がるそうです.この川は,ダウンタウンと郊外を分断するようになっており,橋が上がったらすべての交通が止まります.
橋にあるこの大きな建造物を見たとき,昔の名残で何かの遺跡かな,と思っていたのですが,いまも現役で動いている橋をあげる動力機構です.
今週は,週末に街一番のパレードがあるらしく,そのためなのか海軍の軍艦(イージス艦)が街にやってきました.そのときは,もちろん交通を止めて橋をあげます.聞くと,月曜,水曜と木曜日に橋をあげるイベントがあり,その時間は1時間ほどだそうです.見たかった.

橋を徒歩で渡って満足し,そこからTrimetに乗って次の目的地であるHeartのコーヒーショップへ.


コーヒーは,軽めで少し酸味のあるものでした.私の好みとは違いますが,好きなひとは好きなんでしょう.ただ,日本人でここを目当てにくるひとはほとんどいないと思いますが.私の目的は3年前にみかけて,このお店のサイクルジャージが欲しくて.メールで問い合わせしましたが,日本には送れないそうで諦めましたが,現地で買えばいいんだろう,と思っていたのですが,ジャージはなくて売っているのはTシャツはエコバッグなどの一般的なアパレルグッズのみでした.まぁ,3年も前の事なので諦めるしかないでしょう.


帰路は,Athleticで購入した靴下を履いてポートランド空港(PDX)で記念撮影.

お土産を忘れた方は空港にありますので,是非探してみてください.



今回いろいろな偶然も重なって,あこがれのポートランドに行く事ができました.
本当は,レンタル自転車ののって近くの山にも登りたかったのですが,レンタル自転車は午後5時までらしく,さすがにその時間にいくことはできないので諦めました.また来る”きっかけ”その3です.
食べ物,街の雰囲気,フレンドリーな人々,かっこいい自転車.住む人々をハッピーな気分にする空気が流れています.
いままでに行ったどこの海外の街とも違う雰囲気です.もちろん,ダウンタウンにはホームレスが多く物乞いもあります.
ただ,あの空気感,はここだけにしかないものなのかもしれません.やり残したこともいっぱりありますので,機会を作ってまた来ます.その日が来るまで思い出を楽しみます.

最後に今回購入した自転車グッズ.この写真見るだけでも興奮します.